焼却炉解体作業における、保護具の区分

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保護具の選定(空気中の濃度測定結果・汚染物の調査結果から決定)
保護具選定に係る管理区域 保護具等の区分
保護具選定に係る第1管理区域 レベル1
保護具選定に係る第2管理区域 レベル2
保護具選定に係る第3管理区域 レベル3
保護具選定に係る汚染状況が不明 レベル3
 保護具等の
種類
 仕様   保護具等の区分
レベル1 レベル2 レベル3
  呼吸用
保護具
防塵マスク    
防塵防毒併用
マスク
   
プレッシャデマンド型
エアラインマスク
 
保護衣 密閉型防護服
(耐水性)
 
 保護手袋 保護手袋    
化学防護手袋  
保護靴 化学防護長靴  
作業着等 長袖、長ズボン等
(綿製)
保護帽 ヘルメット
 安全対、耐熱服、
溶接用保護メガネ等適宜


レベル1  
 作業の種類   解体  保護具選定に係る第1管理区域
 運転、点検  炉等外(ガス体の測定値<1pg-TEQ/㎥)
 呼吸用保護具  防塵マスク又は
電動ファン付き呼吸用保護具(PAPR)

呼吸用保護具は、解体作業及び残留灰を除去する作業においては、
電動ファン付き呼吸用保護具の使用が望ましい。

尚、防塵マスクは、
1、型式検定合格品であり
2、取替え式であり、かつ
3、粒子捕集効率が99.9%以上(区分RL3又はRS3)のものを使用する事。

また、電動ファン付き呼吸用保護具は、
1、型式検定合格品であり、
2、大風量型であり、かつ
3、粒子捕集効率が99.97%以上(PS3又はPL3)のものを使用すること。
 作業着等 粉じんの付着しにくい作業着、保護手袋等 
 安全靴  
 保護帽(ヘルメット)  
  保護衣、保護靴、安全帯、耐熱服、溶接用保護メガネ等は作業内容に応じて適宜使用すること。

レベル2 
 作業の種類   解体  保護具選定に係る第2管理区域
 運転、点検  炉等外(1pg-TEQ/㎥<ガス体の測定値)又は炉等内
 呼吸用保護具 防じん機能を有する防毒マスク又は
それと同等以上の性能を有する呼吸用保護具
尚、防じん機能を有する防毒マスクは、
1、型式検定合格品であり
2、取替え式であり、かつ
3、粒子捕集効率が99.9%以上(区分L3又はS3)でありかつ
4、有機ガス用のものを使用すること。
保護衣 浮遊個体粉じん防護用密閉服(JIS T 8115 タイプ5)で耐水圧1000mm以上を
目安とすること。
ただし、直接水に濡れる作業については、スプレー防護用密閉服
(JIS T 8115 タイプ4)で耐水圧2000mm以上とすること。 
 保護手袋  化学防護手袋(JIS T 8116)
 安全靴または保護靴  
 作業着等  長袖作業着(又は長袖下着)、長ズボン、ソックス、手袋等
(これらの作業着等は、綿製が望ましい。)
 保護帽(ヘルメット)  
保護靴、安全帯、耐熱服、溶接用保護メガネ等は作業内容に応じて適宜使用すること。

レベル3 
 作業の種類   解体 保護具選定に係る第3管理区域
又は、汚染状況が判明しない
 運転、点検  第3管理区域における炉等以外(1pg-TEQ/㎥<ガス体の測定値)
又は、炉等内
 呼吸用保護具 プレッシャデマンド形エアラインマスク(JIS T 8153)又は
プレッシャデマンド形空気呼吸器(JIS T 8155)
(面体は全面形面体)
保護衣 浮遊個体粉じん防護用密閉服(JIS T 8115 タイプ5)で耐水圧1000mm以上を
目安とすること。
ただし、直接水に濡れる作業については、スプレー防護用密閉服
(JIS T 8115 タイプ4)で耐水圧2000mm以上とすること。 
 保護手袋  化学防護手袋(JIS T 8116)
 保護靴  化学保護長靴(JIS T 8117)
 作業着等  長袖作業着(又は長袖下着)、長ズボン、ソックス、手袋等
(これらの作業着等は、綿製が望ましい。)
 保護帽(ヘルメット)  
安全帯、耐熱服、溶接用保護メガネ等は作業内容に応じて適宜使用すること。

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